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3日後に書くブログ

映画を観た約3日後に感想を書きます。あとは好きな俳優への愛の吐露

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を観て3日後に思うこと

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(原題:Captain America: Civil War)2016年4月29日(金)TOHOシネマズ西宮OSスクリーン9番にてMX4D字幕で鑑賞です。

ゴールデンウィークに観た映画まとめに入れてしまおうかと思ったのですが、長くなったので別記事に。言いたいことがたくさんあります。鑑賞後30時間くらいはこのことしか考えられなかったもん。順を追いながらまとめてみます。

以下映画の内容に触れるため、ネタバレしています。ご注意ください。

 

映画館を出た直後は「トニーかわいそう!」という気持ちがすごく大きかったです。キャップはちょっとやりすぎだと思いました。それにちょっとずるいと思います。さんざん好き勝手して傷つけたくせに「俺がいつかおまえを必要とするときが来たら、そのときはよろしく」なんて言ってしまうんだもん。そんな都合のいいことってなしでしょう?

それでも、そんなことを言われたらきっとだれだって期待してしまうから、トニーは(不適切な言葉かもしれないけれど)一度捨てられた相手から希望をもらって生きることになってしまう。そんなにばかばかしくってつらいことってない。

キャップはなんだかこれまでとは別人に見えました。もちろん、90年間の友情とここ数年ビジネスで付き合ってきた関係とを同等に扱えるはずはないと思います。それでも、バッキーとの関係が想像をはるかに超えていた。こんな形で生きてきた時代の違いを見せつけられることになるとは思ってもいなくて、少しショックを受けてしまいました。たぶんトニーも同じ気持ちなんじゃないかな。

今回は、チームキャプテンアメリカの人たちがキャップを信頼して彼についていった、というのはよくわかるんですけど、肝心のキャップとバッキーの感情がよくわからなかったように思います。ふたりはずっと、ふたりだけの世界にいたかんじ。バッキーは自分が狙われているから逃げていて、キャップはそんなバッキーを助けたいと思っている。その様子はどこか排他的で、バッキーさえいればキャップは満足なのでは、と思うほどでした。

そうなると、チームキャップのみんなはキャップを信頼してついていっているけれど、キャップはバッキーひとりのために他のメンバーを犠牲にする可能性があると思うのです(実際そんなかんじだし)。なんだろう、ほんとにそれでいいのかな。キャップがトニーに宛てた手紙には「俺のチームは個人がどうちゃら」とありましたが、なにをやっても信頼してもらえるという意味ではキャップのほうが家族を得ていると思います。むしろ、アベンジャーズは、なにをしても変わらぬ愛をくれるようなトニーにとっての家族ではない。

今回納得いかなかったところのひとつに、結局敵が全然強くなかった点もあるかもしれません。一般人が「こいつら殺りあってくれないかな」って仕組んだ罠にまんまとはまってしまうヒーローって、見ててちょっとつらい。だったらほんとにウィンターソルジャー5人復活させちゃって、力を合わせてそいつらと戦って仲直りしてくれる方がよかったかも、なんて思ってしまうのは平和主義すぎるでしょうか。

ツイッターで「今回は初めて、キャップがキャプテン・アメリカとしてではなくスティーブ・ロジャースとしてふるまったんだ」という意見を多く見ましたが、悪者が悪者としては役不足だったからキャップはキャプテン・アメリカとしてのふるまいよりもスティーブ・ロジャースとしての行動を優先したのかもしれないと思ったりもします。

 

そして、これはたくさんの人の感想を読んでから浮かんだ思いなのですが、わたしはどうしても「トニーがひとりぼっちになってしまった」と考えてしまったけれど、ほんとうのスティーブ・ロジャースを知るものがいなくなったという意味では、キャップもひとりぼっちになってしまったのだろう、と今は思います。

映画のラストで盾を置いてキャップはキャプテン・アメリカからスティーブ・ロジャースという一人の男に戻ったわけですが、ペギーは死んでバッキーは眠ったから、ほんとうの、キャプテン・アメリカとして以外のスティーブ・ロジャースの姿を見てきた人はいなくなってしまったわけです。だから、キャップはスティーブ・ロジャースに戻ったけれどスティーブ・ロジャースには戻れていないんですよね。愛国心としてのスティーブ・ロジャースのカリスマ性こそがアメリカ国民から支持を集めて同士を呼んでいるわけで、その状態が続くかぎり、いくらキャップがキャプテン・アメリカになる前から愛国心を持った青年だったとしても、その姿を知らない人はスティーブ・ロジャースのなかにキャプテン・アメリカとしての愛国心を見ると思うからです。せつないなあ。

 

ここまでいろいろ書きましたが、こんなに感情移入してキャラクターのことをあれこれ考えることができるのも、映画の質が非常に高いおかげだと思います。映画のキャラクターを超えて、それぞれをひとりの人間としてとらえているからなあ。映画が愛されている証拠ですね。
それから言うまでもなく、アクション最高でした。滑走路のシーンほんと最高…。アントマンとスパイディめっちゃくちゃかわいかったし、これからの作品もたのしみです。

それから、今回バッキーについてあんまり書けてないんですけど、CAWS観直して近日中にもういちど劇場行ってくる予定なので、後日追記するかもしれません。セブ、各種プロモーション活動の姿が眩しすぎました。

なんだか尻すぼみな感想になってしまったけれど、今回はここまで。